就活中に嫌になるほど書かなければいけない履歴書。
履歴書必須の項目が「資格・免許」の欄です。
ここにどんな資格が書いてあるかで、大学でどれくらい努力をしたのか、何の知識がどの程度あるのかの目安になります。
自己PRに書いてある内容はほとんどの人が話を盛っているので、ある程度までしか信用できません。
ただ、資格の欄は努力ををできるということ知識がある程度のレベルにあるという2つの情報をはっきりと示せます。
なので、この欄を埋めることができるとかなりのアピールにつながること間違いなしです。
では、どんな資格が採用担当者の目に留まるのか。
おススメ資格を見ていきましょう。
就職活動に有利な資格・一般論
もちろん超難関の国家資格を持っていれば就活が有利に進むのは誰もが分かっていることです。
ただ、難関国家資格は学部を選ぶものもあるし、大学生の限られた時間を全て勉強にぶつけるくらいの気合が無いと受かりません。
なので超難関国家資格は除いて考えてみます。
なので、狙うべき資格は中堅くらいの資格ということになります。
採用担当者の目を引く資格の条件はこれです。
- 難易度がある程度高い
- 持っている人が少ない
- 実用的
難易度がある程度高い
難易度が低すぎる資格は全く必要ありません。
むしろ、履歴書に英検3級とか書いていたら、こんな簡単な資格しか取れない人という目で見られてしまいます。
なので、就活でアピールする時はある程度難易度が高いものにするべきでしょう。
持っている人が少ない
狙っている業界で必須な資格は他のライバルも持っている可能性が高いので、あまりアピールにはなりません。
なので、狙っている業界のライバルたちが持ってない資格に狙いを定めましょう。
実用的・汎用的
いくら難関資格を持っているといっても、使用する機会が少ない資格はあまり欲しがられません。
時代の流れや、会社の本質を考えれば使用される頻度が高い資格は見えてきます。
- 事業を行うには事務所が必須
- お金が動く
- グローバル化
- IT化
このあたりのことは全ての企業に対して言えることです。
多分1つの業界だけに絞って就活をする人は少ないはずです。
この辺りに関係した資格を取ればいろんな業界で、履歴書に堂々と描くことができます。
就活で有利な資格5選
上記の条件を踏まえた上で、大学生の間に取っておくと有利な資格を5つ紹介します。
全ての業種で高評価な資格はこれです!
5位 基本情報技術者
情報処理技術者試験とは、経済産業省が情報処理技術者の知識・技能水準を認定する国家試験の1つです。
IPA(情報処理推進機構)が試験を実施し、試験の対象者はこのように定義されています。
「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」
資格を取得することで、ITエンジニアの入り口となり、「システムエンジニア」「アプリケーションエンジニア」「サーバーエンジニア」、あるいは、「プログラマー」「WEBデザイナー」などの仕事に役立つ資格です。
- 受験資格・・・特になし。
- 試験形式・・・CBT(Computer Based Testing)方式(コンピュータを利用した試験)
- 合格率 ・・・22.5%(平成29年度春)
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4位 宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士とは、「不動産売買(宅地や建物の売買取引など)や賃貸物件の斡旋など」を宅地建物取引業法に基づいて行うための国家資格です。
特に不動産に関する重要事項の説明に必要な資格であるため、物件の売買を取り扱う不動産会社でキャリアアップを目指す方には必須の資格となります。さらに、建設会社や金融機関、不動産管理会社などでも有資格者が求められているため、転職にも有利な資格となります。
- 受験資格・・・特になし(年齢・学歴など問われない)
- 試験形式・・・筆記
- 合格率 ・・・15.6%(平成29年)
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3位 中小企業診断士
中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。
中小企業の経営評価や課題解決に向けた助言を行います。さらに企業が行政や金融機関とやりとりする際、調整役として働くことができます。
資格取得を通して、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」を学ぶため、独立して活動するだけではなく、キャリアアップ・スキルアップとしても有効です。
資格取得後は、登録有効期間の5年ごとの登録更新の要件として、更新研修の受講などが義務付けられています。経営コンサルタントの道へ進む方や、企業内診断士として活躍する方がいます。いずれにしても、この資格を保有していると働く上で信用力が増します。
- 受験資格・・・特になし(年齢・学歴など問われない)
- 試験形式・・・1次=筆記、2次=筆記と口述
2次試験に合格後、15日以上の実務従事又は実務補習受講で中小企業診断士として登録される。 - 合格率 ・・・1次:21.7%、2次:19.4%(平成29年度)
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2位 日商簿記検定
言わずと知れた王道中の王道の資格。
会社のお金の動きを把握するために必要な会計知識を得ることができます。
初級~1級まであり、1級が一番難しいです。
- 初級:簿記の仕組みや基本用語を理解する入門レベル
- 3級:初歩的な簿記。個人事業主レベル。
- 2級:商業簿記・工業簿記があり、就職に有利。株式会社の帳簿をつけられるレベル。
- 1級:会計士や税理士を取得するための難関資格。大企業の帳簿を任せられるレベル。
もちろん1級まで取るに越したことは無いのですが、労力を考えると2級で十分です。1級の勉強時間を他の資格にあてた方が汎用性がある資格を多くとることができます。
どんな業界でどんな規模の会社でも、会社が活動をするということはお金が動いているということ。そのお金の動きをきちんと記録する必要が出てくるということです。
そのため、簿記はどんな会社でも必須の知識となります。
また、取引相手の経営状態を把握する時にも簿記の知識はいかせます。
さらに、2級なら3カ月くらいの勉強で合格できるのもおすすめポイントの1つです。
1位 TOEIC
TOEICは英語の能力を客観的に点数で評価するための試験。
現代の日本で海外を視野に入れていない企業は0と言っても過言ではありません。
なので、TOEICで自分の英語力を数値化しておくのはどんな業界を選ぶにしても必須です。
まず、TOEICを受けたことがあるという時点で、英語の勉強をしているというアピールにもなります。
ただ、あまりにも低すぎる場合にはあえて履歴書には書かず、面接で「○○点を目指して勉強中です!」と伝えるくらいにしておいた方がいいでしょう。
ちなみによく言われているのが、一般的な就職活動には650点、人気企業を目指すならば750点のが必要と言われています。
私の友人は帰国子女でTOEIC990点の猛者でしたが、就活では色んな企業から引っ張りだこでした。
一部上場企業から「君の席を空けておくから入社してくれ。」とまで言われたそうです。
ちなみに満点とはいかなくとも、900点を取れれば下記のように見なされます。
- コミュニケーション能力:ネイティブに近いレベル
- 英検との比較:英検1級レベル
- 必要単語数:1万語以上が目安
- 企業での評価:海外赴任や昇級基準より、はるかに上のレベルにある
『引用元:MYスキ英語』
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